ある日突然必要となる「特殊清掃」とは?
このサイトは特殊清掃に関わる情報を集めた決定版ガイドです。管理会社、大家、遺族の立場から、気になる特殊清掃の悩みや疑問を一気に解決します。
メディアでも取り上げられる機会が増えている“孤独死”。ひとり暮らしの高齢者や核家族化が進むにつれて、もはや他人事ではなくなってきています。
もしも貸している物件で孤独死や自殺、事故などで亡くなった方がいたら、どのような手順が必要なのか、またはもしも離れた場所でひとり暮らしている家族が孤独死したと知らせが来た場合、どのような対処をしたらよいかを、あなたは知っていますか?
このサイトでは特殊清掃が必要となった方たちのために、特殊清掃にまつわる知識とおすすめ業者をアドバイスしています。まずは特殊清掃の基本的な知識を身につけて、失敗しないように優良業者を選んでいきましょう。
おすすめの“実力派”特殊清掃業者5選
各特殊清掃業者はそれぞれが持っている特徴や対応エリアが異なり分かりづらいもの。そこで技術力が高くおすすめの特殊清掃業者を調べてみました。
ホームページだけでは分かりづらい評価の良い業者がすぐにわかるので、業者選びに悩んでいる方はぜひチェックを。
技術力 | |
---|---|
脱臭力 | |
対応エリア | |
システムの明確性 |
特殊清掃の費用相場
特殊清掃の費用相場は、およそ60,500~550,000円かかるといわれています。遺体を発見するまでの日数や亡くなった場所、腐乱状態等によって金額に大きく差がでる場合もあるので、だいたいの目安にするといいでしょう。また、原状回復リフォーム費用や家具の処分、遺品整理料金は上記の相場に含まれないので、あらかじめ業者に事前確認をしてください。
遺体の腐敗状態にもよりますが、遺体のあった箇所だけを清掃しても死臭は完全に取り除くことはできません。特殊清掃で死臭の80%は消臭されますが、残りの20%は遺品に移り残っているからです。室内では分かるほどの臭いですが、外に漏れ出しても気にならない程度。ですが、臭いも完全に取り除きたい方は、遺品整理も合わせて依頼するといいでしょう。
特殊清掃の内訳や遺品整理の料金相場は以下のとおりです。あくまでも目安ですので、ぜひ参考までにご覧ください。
特殊清掃料金の内訳
腐敗体液・汚物撤去 | 22,000~275,000円 |
---|---|
害虫駆除 | 16,500~110,000円 |
消臭消毒 | 22,000~165,000円 |
遺品整理の料金相場
ワンルーム | 33,000~110,000円 |
---|---|
1DK | 33,000~132,000円 |
1LDK・2DK | 55,000~275,000円 |
2LDK・3DK | 99,000~462,000円 |
3LDK・4DK | 132,000~748,000円 |
4LDK・5DK | 165,000~880,000円 |
死臭を完全に消したい場合、「特殊清掃」と「遺品整理」の両方を行なうことをおすすめします。総額だと大きな費用が必要になりますが、しっかりとした業者を選べばその費用は決して無駄になりません。
料金の相場をある程度理解したうえで、慎重な業者選びのもと見積もりを依頼してみてはいかがでしょうか。
「特殊清掃」ではどんな作業を行なうのか
-
特殊清掃とは何か?
特殊清掃とは孤独死や自殺、事故、殺人などで遺体が部屋に残った際に、現場である部屋を元どおりに原状回復させるための清掃のことです。通常の清掃では部屋に残された体液や血液が取り切れずに死臭が残ってしまうため、このような現場では特別な技術をもって清掃を行なう特殊清掃を依頼します。
-
なぜ特殊清掃が必要なのか
特殊清掃が必要となるおもな理由が「臭い」です。人が亡くなった時、特に何日も遺体に気づかず放置していた時の死臭はひどく、プロではなければ部屋にいるのも耐え難いものがあります。また、床に染み込むことで汚染箇所が広がるため、リフォームが必要となる現場も非常に多いのです。
-
依頼するタイミングは
特殊清掃が必要となるケースは「変死」扱いとなるため、警察への連絡が必要です。警察の許可を待ち、その後特殊清掃が可能となります。できる限り早めに作業を開始したほうがよいので、業者は事前に検討して決めておき、部屋に入ることができるようになったら、すぐに作業を開始してもらうのがベストです。
-
費用について
通常の退去費用よりも高額になりやすい特殊清掃の費用ですが、どれくらいかかるのでしょうか。各作業ごとに発生する費用の相場を調べておくと、不必要な費用が請求されていないかなども見極めやすくなりますので、適正な費用を知っておきましょう。また、リフォーム料金は別途必要なのでご注意を。
-
業者の見極め
しっかり脱臭できるかどうかは業者の技術力次第。どんな業者を選ぶべきなのか、優良業者を選ぶためにはまずホームページをチェックしましょう。徹底した脱臭の技術があるかどうかは、実績数や事例からも判断できます。くわえて、使用する機材の性能紹介や実際の作業スタッフの紹介があるかどうかも見ておきたいものです。
-
作業内容
現場で行なう作業内容は業者によりますが、まずは消毒から始まることがほとんどです。特殊清掃と不用品処分を行ない、汚染箇所の解体や清掃、消臭を行います。害虫が発生していれば害虫駆除も実施。特殊清掃と遺品整理、リフォームまで一貫で行なっている業者なら、迅速にすべての作業を終わらせることができるのでおすすめです。
-
リフォームは必要か
汚染箇所を表面上キレイにしても死臭は完全に取れません。その理由は、床下にまで流れた体液や血液です。費用面からリフォームなしで済まそうとする方もいますが、臭いが残っていたら根本的解決にはなりません。リフォームが必要な現場なら、リフォーム会社と提携した特殊清掃業者にすべてお任せするのが一番です。
今すぐ知りたいひとのために――特殊清掃にまつわる基本的な情報
このサイトでは特殊清掃について今すぐ詳しくなれるよう、いくつかのカテゴリに分けて特殊清掃の情報を紹介していきたいと思います。
- 【必読】特殊清掃を依頼する前に
- 特殊清掃を依頼しようと考えた時に見てほしい、依頼前に知っておきたい情報をひとまとめ。特殊清掃とはどのようなものなのか、通常のクリーニングとの違いや必要性、依頼タイミングはいつが良いのか、費用相場、作業内容など、依頼前に知っておくことで役に立つ基礎知識を紹介します。
- 実力派の特殊清掃会社一覧【全国版】
- 全国にある特殊清掃業者の中でも実力があると評判の業者を10社取り上げて紹介します。会社の特徴や実績、対応エリア、価格、作業内容などを比較しながら、良い業者を探してみてください。また、東京や大阪など都市圏別に一押しの業者もピックアップしました。
- 管理会社や大家が知っておくべきこと
- 貸している物件内でもしも事故や事件、自殺や孤独死により借主がなくなった場合はどうしたらよいのか。特殊清掃へ依頼する時の手順や、残された家財道具の処理方法、遺族への請求など、管理会社や大家が知っておきたいことや、すべきことを紹介します。
- 遺族や保証人が知っておくべきこと
- 身内や保証人になった方が賃貸物件で亡くなった場合、遺族や保証人の立場ではどのような責任があるのか。借主が負うべき義務がそのまま遺族に受け継がれることや、賠償問題のトラブル、遺品整理の注意点などをしっかり確認することで、不要な出費を押さえましょう。
- 特殊清掃の実例集
- 実際に目にすることは、ほぼない特殊清掃の作業。だからこそ実例集などでどのような作業を行なっているかをチェックしましょう。床や壁、浴室、換気扇と場所別に実例集を集めてみたので、ご覧ください。また、特殊清掃でもっとも重要な脱臭についても特集を組みアドバイスします。
- 現代の社会問題がつくる特殊清掃現場
- 孤独死は近年増加傾向にあり、特殊清掃でも多くの事例があります。なぜ孤独死が増えているのか、その実態を調べ、予防策も考えてみました。また、ゴミ屋敷と孤独死も関連性が深く、背景にセルフネグレクトが潜んでいるといわれています。ここでは孤独死を他人事と捉えず考えます。
- 孤独死現場の特殊清掃は自分でできるか
- 自分で特殊清掃を行なうにあたって、注意点や配慮すべき点がいくつかあります。まずは掃除に必要な道具を揃えること。最低限のものは薬局などで購入できますが、実際に特殊清掃業者が使用しているしっかりした道具を選びたいという方には、ベネフィットの「自分でできる特殊清掃セット」がおすすめ。これを使えば業者に依頼せず特殊清掃を行なうことができます。
しかし、どれだけ完璧に自分で清掃しても、死臭が残ってしまう可能性は否めません。死臭への対策、状況や対象物に応じた清掃を心がけましょう。不用意に腐敗液などに触れてしまうと感染症を患ってしまう危険性があることを念頭に置き、十分に気を付けて近隣への配慮を怠らないことが大切です。
特殊清掃が必要となった時は慌てずに、まずこちらのサイトをご覧になってみてください。
これからするべきこと、気をつけなけばいけないことがすぐにわかるかと思います。
失敗をしたくないからこそ、業者選びには最大限気をつけながら、満足のいく特殊清掃で部屋の原状回復を目指しましょう。