ここでは管理会社や大家が物件内で事故が起こった時に不安を感じる、手順や処理方法、請求関連などをまとめて紹介します。
賃貸物件内で孤独死や孤立死、自殺が起こってしまったら大家としてどう対処するべきでしょうか。
「自分のところは大丈夫だろう」と思っている方でも、孤独死される方の人数が近年増えているなかで、まったくの無縁だと言い切ることはできません。
突然死があった場合、管理会社や大家は居住者や遺族から頼りにされるべき存在です。
孤独死や自殺が物件内で起きた場合にどうしたらよいのかを、きちんと知っておくことが大切です。
突然入居されている方から「異臭がする」と連絡を受けた時、大家としてどのような対応をとるべきでしょうか。孤独死や自殺に関係するポイントは4つあります。
まず、パニックになりがちな事故直後の手順を確認します。警察への連絡から特殊清掃業者への依頼など、大家が取るべき手順をしっかり把握しておき、間違っても部屋に突入することはないようにしたいものです。
費用をかけたくないとの理由で、自分で清掃をしたり、通常のクリーニングで対応しようとする方もいますが、孤独死や自殺があった場合は特殊清掃業者に任せるのが一番です。その後の余計な出費やトラブルを増やさないためにも、専門の業者に依頼しなくてはいけない理由を知っておきましょう。
借主が亡くなった場合、部屋に残されている家財道具を片づける必要があります。遺品を処理する責任は相続人にあるので、勝手に処分してしまうことは違法になるのでご注意を。
トラブルが多い費用面は、特に気をつけなくてはいけないところです。遺族への請求はどこまでできるのかを把握しておきましょう。また、最近増えている孤独死に対しての保険が充実してきているので、保険加入もおすすめです。
他にもさまざまな不安や疑問があるかと思いますが、最低限上記のようなポイントは押さえておくとよいでしょう。
発生後ではなく、事前に信頼できる特殊清掃業者を見つけておくと、事故発生後、すぐに気になる点を相談することもできて、とても頼りになります。