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費用の相場

清掃作業で発生する費用はどれほどかかるのでしょうか。ここでは各特殊清掃業者の価格相場を調べてみたので紹介しましょう。

特殊清掃にかかる費用はどれくらいか

特殊清掃にかかる費用はどれくらい?消臭・除菌作業、浴室清掃など、特殊清掃は作業ごとに費用がわかれています。

初めて利用する方がほとんどですから、費用についてはわかりにくいと思う方が多いようです。

こと特殊清掃に関していえば、一つひとつの現場で必要な作業や時間が異なるため、あくまで記載されている費用は目安になりますが、特殊清掃で多い作業ごとに各特殊清掃会社の相場を紹介するので参考にしてください。

特殊清掃会社の価格相場一覧

必要となる作業ごとに価格は異なります。各特殊清掃会社の価格相場を見てみましょう。

リスクベネフィット
  • パック料金有:78,670円~
    血液・汚染物の除去
    消臭・脱臭
    除菌・消毒
    現状回復
    害虫駆除など
エバーグリーン
  • 体液血液除去:40,000円~
  • 消臭消毒剤散布:1,500円/m²
  • オゾン脱臭:30,000円/日
  • 特殊塗料塗布:10,000円/m²
特掃最前線
  • なごむパック:75,600円
  • 床上の特殊清掃:30,000円~
  • 浴室の特殊清掃:50,000円~
  • 消臭剤・除菌剤の散布:10,000円~
  • 消臭・除菌(オゾン処理):30,000円~
  • 汚染された畳の撤去:3,000円~
  • 特殊清掃作業員人件費:20,000円~
ニコビット
  • 要問合せ
ワンズマインド
  • 床上の特殊清掃:30,000円~
  • 浴室清掃:50,000円~
  • 消臭剤や除菌剤の散布 10,000円~
  • 畳の撤去 3,000円~
  • オゾン脱臭/消臭:30,000円~
  • 作業人件費 20,000円~
事故現場清掃会社
  • パック料金:98,000円~
    除菌剤による除菌消臭
    汚物箇所の清掃、掃除
    異臭物の梱包など
特殊清掃ネクスト
  • 床上の特殊清掃 30,000円~
  • 浴室清掃 50,000円~
  • 消臭剤や除菌剤の散布 10,000円~
  • 畳の撤去 3,000円~
  • 消臭と除菌(オゾン処理) 30,000円~
  • 作業人件費 20,000円~
メモリーズ
  • 特殊清掃 30,000円~
  • 汚れた畳の撤去 1枚あたり2,500円~
  • 消臭(オゾン処理) 1日10,000円
ダイウン
  • 特殊清掃 30,000円~
  • 薬剤の噴霧による消臭・消毒 10,000円~
  • 畳の撤去 1枚あたり2,500円~
  • オゾン脱臭 1部屋あたり10,000円~
レリック
  • オゾン消臭器設置 1日あたり25,000円~
クリーン138
  • 汚物清掃 1Kあたり50,000円~
  • 害虫駆除 1Kあたり40,000円~
  • 消臭・消毒 1Kあたり50,000円~
友心まごころサービス
  • 基本料金 50,000円~
  • 除菌消毒 1m2あたり3,000円~
  • オゾン脱臭 1日当たり10,000円~
グッドベア
  • 1K 70,000円~
  • 1DK 85,000円~
  • 2DK 110,000円~
  • 3DK 150,000円~
特殊清掃.ASIA
  • 初動セット(入室可能な状態まで) 75,000円~
  • 清掃・ハウスクリーニング 15,000円~
  • 水回り 30,000円~
  • 簡易消臭作業 30,000円~

特殊清掃の費用ホントのところ

特殊清掃をする際、総額で料金がいくら必要なのか気になりますよね。通常の清掃料金以外に、別途費用がかかるのが特集清掃の費用の特徴。

ここでは特集清掃にかかる細かい費用についてわかりやすく紹介しています。費用で失敗しないために参考にしてください。

費用は死後からの日数と気候で変わる

孤独死による特殊清掃を依頼する際、死後からの日数やその時期の気候によって費用は変動します。例えば夏場だと、死亡した翌日から遺体の腐敗が始まるので、すぐに特殊清掃が必要。

遺体は時間が経てばたつほど、体液が染み出て臭いが建物に充満してしまいます。消臭作業や脱臭作業の範囲や手間が大きくなるので、費用はどんどん高額になるわけです。

死亡した翌日に掃除をした場合と1週間後に始めた場合では、費用が数十万円跳ね上がる場合も。マンションやアパートの場合、他の部屋に遺体の体液や臭いが移ってしまうと、建て替え費用まで支払う可能性もあります。特殊清掃は1日でも早く依頼するようにしましょう。

特殊清掃+遺品整理が正しい費用

特殊清掃は部屋の中を掃除するだけではありません。「遺体があった箇所だけ綺麗にすればよい」と考えている人は多いようですが、それだけでは完全に臭いが消えることは難しいでしょう。

なぜなら、部屋の中にある遺品にも死臭が染みついてしまっているからです。特殊清掃だけでは、80%の死臭を消すことはできますが、20%はすでに遺品に臭いが移っているため残ってしまいます。

臭いを完全に消すためには遺品整理が必須。そのため特殊清掃は、遺品整理の料金を合計したものが正しい費用と考えておくとよいでしょう。遺品整理の料金は、部屋の大きさや状態、遺品の量などによって決定されるのが一般的。

「必要品と不用品を仕分けて搬出する費用」「車両運搬費」「合同供養費用」「処分代」などを含んで、1DKなら60,000円~、2DKなら120,000円~というような見積りになるようです。

料金が大きく変わる条件

基本的に「特殊清掃料金+遺品整理料金」ですが、料金が大きく変わる条件が2つあります。

  • ゴミ屋敷
    部屋の中にゴミや生活用品が溢れている場合は、通常の特殊清掃よりも手間がかかってしまいます。
    その分、料金も通常より割高に。料金の内訳については、実際に業者が部屋の状況を確認して見積りを行います。
  • リフォームが必要な部屋
    床下や壁の内部に腐敗体液が染み込んでしまうと、特殊清掃では臭いを消せなくなる可能性大。
    そうなるとリフォームが必要になり、料金が高くなってしまいます。

費用で失敗しないために

特殊清掃の費用で失敗しないために、業者選びが重要です。まず料金表を見るときは「総額」と明記されているかをチェックしましょう。総額がわからないとあとから別項目で追加されて、費用がどんどん膨らみます。

次に、見積りだけを無料で行ってくれる業者を選ぶこと。中には、特殊清掃を依頼してもらうことが前提として無料見積りを行っている悪徳業者もいます。依頼しないと、高額な見積り料金を請求されるのです。優良な業者は決してそんなことをしません。電話で申し込む際に、見積りだけでも無料で対応してくれるかを確認しましょう。

また問い合わせをして、最低でも3日以内には対応してくれる業者であるかも重要。これらのことをしっかり確認し、特集清掃の費用で失敗しないようにしましょう。

*このサイトに掲載している情報はあくまで個人で収集したものです(2017年8月現在)。詳しい情報については、かならず該当の公式ページをご確認ください。