清掃作業で発生する費用はどれほどかかるのでしょうか。ここでは各特殊清掃業者の価格相場を調べてみたので紹介しましょう。
消臭・除菌作業、浴室清掃など、特殊清掃は作業ごとに費用がわかれています。
初めて利用する方がほとんどですから、費用についてはわかりにくいと思う方が多いようです。
こと特殊清掃に関していえば、一つひとつの現場で必要な作業や時間が異なるため、あくまで記載されている費用は目安になりますが、特殊清掃で多い作業ごとに各特殊清掃会社の相場を紹介するので参考にしてください。
必要となる作業ごとに価格は異なります。各特殊清掃会社の価格相場を見てみましょう。
特殊清掃をする際、総額で料金がいくら必要なのか気になりますよね。通常の清掃料金以外に、別途費用がかかるのが特集清掃の費用の特徴。
ここでは特集清掃にかかる細かい費用についてわかりやすく紹介しています。費用で失敗しないために参考にしてください。
孤独死による特殊清掃を依頼する際、死後からの日数やその時期の気候によって費用は変動します。例えば夏場だと、死亡した翌日から遺体の腐敗が始まるので、すぐに特殊清掃が必要。
遺体は時間が経てばたつほど、体液が染み出て臭いが建物に充満してしまいます。消臭作業や脱臭作業の範囲や手間が大きくなるので、費用はどんどん高額になるわけです。
死亡した翌日に掃除をした場合と1週間後に始めた場合では、費用が数十万円跳ね上がる場合も。マンションやアパートの場合、他の部屋に遺体の体液や臭いが移ってしまうと、建て替え費用まで支払う可能性もあります。特殊清掃は1日でも早く依頼するようにしましょう。
特殊清掃は部屋の中を掃除するだけではありません。「遺体があった箇所だけ綺麗にすればよい」と考えている人は多いようですが、それだけでは完全に臭いが消えることは難しいでしょう。
なぜなら、部屋の中にある遺品にも死臭が染みついてしまっているからです。特殊清掃だけでは、80%の死臭を消すことはできますが、20%はすでに遺品に臭いが移っているため残ってしまいます。
臭いを完全に消すためには遺品整理が必須。そのため特殊清掃は、遺品整理の料金を合計したものが正しい費用と考えておくとよいでしょう。遺品整理の料金は、部屋の大きさや状態、遺品の量などによって決定されるのが一般的。
「必要品と不用品を仕分けて搬出する費用」「車両運搬費」「合同供養費用」「処分代」などを含んで、1DKなら60,000円~、2DKなら120,000円~というような見積りになるようです。
基本的に「特殊清掃料金+遺品整理料金」ですが、料金が大きく変わる条件が2つあります。
特殊清掃の費用で失敗しないために、業者選びが重要です。まず料金表を見るときは「総額」と明記されているかをチェックしましょう。総額がわからないとあとから別項目で追加されて、費用がどんどん膨らみます。
次に、見積りだけを無料で行ってくれる業者を選ぶこと。中には、特殊清掃を依頼してもらうことが前提として無料見積りを行っている悪徳業者もいます。依頼しないと、高額な見積り料金を請求されるのです。優良な業者は決してそんなことをしません。電話で申し込む際に、見積りだけでも無料で対応してくれるかを確認しましょう。
また問い合わせをして、最低でも3日以内には対応してくれる業者であるかも重要。これらのことをしっかり確認し、特集清掃の費用で失敗しないようにしましょう。